国指定重要文化財

国指定重要文化財

妙義神社について

妙義神社は、奇岩と怪石で名高い妙義山の主峰白雲山の東山麓にあり、
老杉の生いしげる景勝の地を占めている。
創建は「宣化天皇の二年(537)に鎮祭せり」と社記にあり、
元は波己曽(はこそ)の大神と称し後に妙義と改められた。  
そもそも妙義と云う所以は、後醍醐天皇に仕へ奉りし権大納言長親卿、
此の地に住み給いて明々魂々たる山の奇勝をめで、
明魂と名づけしものを後世妙義と改めたと思われる。
古くより朝野の崇敬殊に篤く、開運、商売繁昌の神、火防の神、
学業児童の神、縁結の神、農耕桑蚕の神として広く世に知られ、
関東、甲信越地区より参拝する者が多い。  
江戸時代は歴代将軍を始め、加賀の前田侯外諸大名の崇敬篤く、
上野東叡山の宮、御代々御兼帯御親祭の神社となり其の御宿坊を
宮様御殿又は単に御殿とも称した。
この御殿よりの、東面の景色は素晴らしく、
前庭の植込は何れも低く地をはうようにつくられ、
関東平野を一望に集め借景庭園として見事なものである。  
 
本殿拝殿をはじめとする境内の諸建造物は、
江戸時代初期から中期にかけての建造物で、
江戸時代建築の趣をもった壮麗なもので、老杉の巨木うっそうたる神域に、
輪奥の美を連ね、高さ十メートルの旧御殿下の石垣をはじめとする
各所の石垣は其の技工の巧なること比い無く、
諸建造物青銅の大鳥居等と共に、文化財に指定されている。  
現在妙義神社にて所蔵している宝物は、
国指定重要文化財の絵巻物を始めとして絵画、彫刻、筆跡、金工芸、石器、
化石等の外、舶来の珍品逸品に至るまで多数あり、
常時展示観覧に供されている。  
尚妙義全山が国指定の名勝並に国定公園で新緑、
紅葉の季節の美観は格別である。従って妙義は信仰の山であり、
私共の祖先の遺してくれた文化財の宝庫であり、
又観光の山でもあり登拝者も年々増加の一途をたどりつゝある。

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