本社
本社【本殿、幣殿、拝殿】
本社【本殿、幣殿、拝殿】
本社の歴史
本殿、幣殿、拝殿は代表的な権現造りである。
本殿は、拝殿と共に黒漆塗銅茸入母屋造りであり、拝殿は正面に千鳥破風をおき、その前に唐破風の向拝屋根を張り出している。宝暦六年(1756)の建造である。
唐門は妻を唐破風にした銅茸平入りの門で、これらの建物の周囲は彫刻でもって埋められ、そのすばらしさは著名である。
宝暦六年(1756)の建造。
彫刻による装飾
本社には多くのすばらしい彫刻が各所にみられる。
特に本殿の板壁部、欄間、暮股内、小天井、柱頭。拝殿では向拝部とのつなぎの海老虹梁に手のこんだ龍が見られるほか欄間、暮股内、脇障子。
唐門では松に鳳風、松に雉の透彫、菊花葉の籠彫などがあり、ここにあげた拝殿の龍には上り龍と下り龍が対をなしている。
また、鶴の彫刻、鷹ととんび、脇障子の竹林に七賢人、向拝の柱の根巻金具の彫刻等、何れも拝殿のもので、繊細或いは雄渾な技術は日光東照宮の彫刻師が
ここに来て彫りあげたと伝えられるようにその優美さをほこっている。